クイック目次
夫一人の収入で不安な日々。
専業主婦時代は、もちろん夫の収入のみでした。
言い訳になるようですが、転勤族で子どもが小さいと仕事もできず・・・。
社会人経験2年、これといった資格もありません。
4人の子育て想像以上には大変でした。
特に、子どもが小さい時に仕事するのは不可能だったと、今でも思います。
夫の収入のみの家計は、いつもギリギリ。
結婚後からつけていた家計簿は、記帳するのにも時間がかかり(当時は手計算)、家計の苦しさを突き付けられるだけでした。
私は真面目な一面があるので、そんな無駄な時間を十数年・・・。
それは、とても不安で悶々とする日々でした。
夫の職業は営業職だったため、売り上げによってお給料やボーナスも違い、お給料が減ることへの心配は尽きません。
子どもが生まれる前は不妊治療にお金がかかり(当時は自費)、生まれてからもお金もかかります。
さらに、将来の教育費を考えると、到底お金は使えません。

子どもが生まれるのは喜ばしいこと。
特に、子どもそれぞれの顔を見ていると、それぞれの個性があり、愛おしく、産んだ後悔などは全くありません。
しかし、実際のところ、お金の不安は増えていきました。
自分のできる範囲で「節約」に徹するのみ。
その当時は「節約」=「我慢」というイメージでした。
もっと「節約」を楽しめば良かったと、今、残念な気持ちです。
不安が招いた保険貧乏。
私は母より、大人になると保険に入らなければならないと教えられていました。
しかし、良い保険・悪い保険の区別までは教えられず、自らは勉強もせず。
親戚が保険業をしていたこともあり、安心するために、言われるがままに保険に入りました。
結婚後は、夫も保険に入りました。
保険料を払い続けましたが、保険を使ったのは、私が長女を切迫早産した時と、夫が一時的に入院した1ヶ月半くらいです。
個人年金もかけていたものの、返戻率が高くなるのは保険をかけ出して、随分あとになります。
拘束期間が超長期にならないとプラスにならない。
その間に、家庭内ではいろんなお金事情が生じ、途中で解約すればマイナスです。
- 夫 → 終身保険・医療保険
- 夫 → 収入保障保険
- 私 → 終身保険・医療保険
- 私 → 個人年金(専業主婦で国民年金のため、個人年金をかけた)
- 子ども4人 → それぞれ学資保険
- 家族 → 個人賠償責任保険
- 自動車保険
- 火災保険
自動車保険・個人賠償責任保険は1年ごと、火災保険は2年ごと更新して支払っています。
他、保険料の月々の支払いだけで約8万円。
残りのお金で家族6人の生活です。
現代の病院事情は随分変わってきました。
病気早期発見で通院はしたり、病気やけがにもよりますが、長期入院することも少ない傾向です。
高額療養費制度もあり、収入に応じて自己負担限度額が設定されており、我が家の自己負担限度額は約8.7万円(1ヶ月)。
これまで支払っていた保険代をあてると、どれだけ入院できるでしょう。
保険は「確率は低いけど、起こった時に損失が大きいものにかける」というのが本質だそうです。
確立は低いのに、不安なばかりに、損失が小さいものにも保険をかけていました。
実際計算しましたが、数百万円を掛け捨てていました〒▽〒
公的医療保険
日本は国民みんなが保険に入り、社会保険という仕組みで最低限保障してくれます。
夫は会社員、私もパート勤務ですが、厚生年金に加入しています。
- 病気・けがで働けなくなったら → 傷病手当金・高額療養費制度
- 病気・けがで障害が残ったら → 障害年金
- 要介護状態になったら → 介護保険
- 仕事を失ったら → 雇用保険
- 死亡したら → 遺族年金
- 老後 → 公的年金
上記のように、きちんと整備された保険制度があります。
きちんと貯蓄しておき、贅沢をしなければ、社会保険があるので、いざという時でも何とか生活できます。
不安を持ちながら他人に頼るより、自分で管理し、お金を増やしていく方が前向きな気持ちになりました。
- 夫 → 収入保障保険
- 私 → 傷害保険
- 家族 → 個人賠償責任保険
- 自動車保険
- 火災保険
以前と今ではギャップが激しすぎますが・・・公的医療保険の内容を知った後、夫と私の保険料月々の支払いは約1万円。
ファイナンシャルプランナーの方の目からすると、どう見えるか分かりませんが、私はこれで十分納得しています。
以前、医療保険をかけていたものの、病気やけがが対象でなかったことも多く、結局自分で医療費を支払うことになりました。
また、かけ捨てた金額が「元気だった証拠」とは到底思えないような金額。
何か起こった時のために、ずっと払い続けなければならないという「縛り」のようなものに感じるようになり、もしもの時のために、自由になるお金を手放しているような・・・。
保険会社に頼るのではなく、自分のことだからこそ、自分が知った上で対処するという選択です。
自己責任です!!
知らないからこそ不安になる。
そして、どんな時でも対処できる財力を持ちたいと思い、ますます自己投資にお金をかけたいと考えるようになっています。
お金の使い方を変えるだけで、こんなに気持ちが違うとは思わなかった。
保険を節約した分のお金の行方はというと・・・一部ですがNISAで資産運用を始めました!!
保険をかけていない分、自己管理が大事。
もちろん、全ての保険を解約したわけではありません。
私はこれまでたくさんの保険に入っていたのは、心配性だからです。
まだ、気持ちが割り切れていないところもあります。
それは、交通事故などで身体が不自由になり、家族に金銭的迷惑をかけたり、時間を奪うことは避けたい。
病気・けがで障害が残ったら障害年金がありますが、自分に必要な金額くらいしかありません。
家族の労力や時間。
やっぱりお金が足りません。
だから、傷害保険だけは入ってます。
医療保険は解約した私は、病気になっている場合じゃない。
病気にならないために、心掛けていることがあります。

さくら
病気にならないためにすること
- 食生活を管理する(手作り・保険料を払わない分、良い食材を買う)
- 毎日ストレッチを欠かさず、時間が空いたら、近くの町民センターのジムで運動
- 毎年がん検査・健康診断を受ける


せっかくなら、楽しくなること・美味しいことにお金をかけたい。
病気でも、早期発見で対処すれば、医療費もそんなにかかりません。
児童手当の行方は?
長男出産当時より、児童手当がありました。
児童手当や子どもにもらったお祝いは、子どもの学費のために貯金。
しかし、長男が高校受験する頃から、どんどん切り崩されていくことになります。
長男の塾通いがスタート。
本格的な学費の支払いが始まりました。

家計を圧迫する分、塾通いにもルールがあります。

さくら
我が家の塾通いのルール
- 入塾は受験する約1年前から
- 自習室が活用できる塾
- 塾代 相場は2~3万円(参考書代も含む)
このルールはあったものの、塾側もビジネス。
夏期・冬期講習、テスト前講習次から次と【安心】を売りにきます。
長男は塾通いを始めるとお金をかけている分結果を出し、我が家の家計を察しているのか、塾で講習の勧誘があっても独断で断っていました。
これから4人の学費がかかると思うと、第一子の長男にかけるお金に余裕はありません。
長男は高校入学後も、受験時の勉強習慣を止めることなく続け、国立大学に入学することができました。
一つの心残りは、入塾させるのをもう少し早めていたら、もう一つランクの高い高校に行き、希望の国立大に入学できたかもしれなかったかも・・・と時々思います。
家計は苦しくても、やる気のあることは応援したい!!
同じ収入でも、お金の使い方によって未来も変わってくる。
工夫しながら子どもを4人育て、4つの新しい未来があります。
国より受けられる待遇(児童手当)に感謝しつつ、家計を管理して、活きるお金の使い方を考えるようになりました。
これまで保険のかけ方・お金の使い方・貯蓄の仕方で数々の失敗。
どれだけ無駄なお金を払ったことでしょう。
しかし、この失敗も、これからの生活に役に立てれば、まだまだ元を取ることができ、子どもたちの金隔教育も今からすればいいのです。
気づけて良かった。
活きるお金の使い方をし、自分磨きをしていれば、必ず生きていけると自信が湧いてきています。
