クイック目次
昔は普通?兄弟が多い環境で良かったです。
私は4人兄妹。
兄妹の歳の間隔が近いため、子どもの頃はたくさんケンカをし、たくさん遊びました。
現在は兄妹仲良しです。
父も4人姉弟、母は5人姉弟。
私の兄妹の仲良さは育った環境や親姉弟の姿を見て、知らない間に身についていたものでした。
また、母が子育ての中で、兄妹仲良くなるために意識していたことが大きく影響しています。
人とのコミュニケーションの取り方や思いやり等は、親戚とのやり取りの場で育まれた気がします。
母方の姉弟が近くに住んでいたため、盆・正月と顔を合わせるのが恒例で、他にも長寿祝いもする等、賑やかな環境で育ちました。
私たちを含め母姉弟夫婦10人いとこ14人合計24人、ちょっとした宴会です。
集まる行事によって多少違いはありますが、だいたい楽しい宴会はこんな感じです。
- みんなで食べ物を持ち寄り、みんなで作る・片づける。
- 出しものを披露したらお小遣い。
- ビンゴゲーム大会。
- お菓子ルームがあり、食事後に子どもたちが遊んだり、お菓子を食べながらお喋りしたりできる。
- この時だけは母が炭酸ジュースを飲むことを許可してくれた。
- 残った食べ物はお土産で持ち帰れる。
私の子ども時代より核家族が増え、このようなイベントがある親戚付き合いをしている人はあまりいませんでした。
何気ない楽しい時間を、1年に数回一緒に過ごす。
その集まりで、私は大人の話を聞いていました。
自慢・愚痴・人の悪口等は一切なく、謙遜し過ぎず、とても心地いい会話です。
持ち寄る食べ物は、各々でみんなが喜ぶものをふんだんに用意します。
損得勘定一切なし!!
誰もが思いやりに溢れています。
現在は私たち兄妹もいとこたちも大人になり、親世代はお祖父ちゃん・お祖母ちゃん。
私たち兄妹は地元にいないので両親が心配ですが、コロナ禍も母姉弟で助け合っていました。
これからもこの繋がりを私は大切にしたい。
大人になったいとこたちとも、地元に帰った時に会ったりといい関係は続いています。
私はこんな姉弟関係が「普通」で育ち、とても良かったと感謝しています。
子育て中も、子どもそれぞれの立場に寄り添って話をする。
私が幼い頃は、兄妹で兄だけが男。
1番年上ということもあり、父は兄を叱っていました。
妹たちがケガをしないよう見守っていないと叱られ、兄がゲンコツされるのを申し訳なく見ていました。
父は昭和の亭主関白な人で、子どもに反論の余地はありません。
父が「いい」と言えばいいし、「ダメ」と言えばダメなのです。
父なりに考えてくれていたとは思いますが、話さないとその思いは伝わりません。
(今は優しく、話もするおじいちゃんになっています。)
兄は父より一方的な叱られ方をするのが我慢ならず、母に「お兄ちゃんになりたくない」と言ったことがあったそうです。
母はこれでは兄妹仲が悪くなると思い、きちんと訳を話すようになったと聞いています。
その話が耳に残っていて、私も子育て中に1番年上の長男に手伝ってもらう時は訳を話すように心がけました。
私の1番目の息子(長男)は夫実家にとっては初孫、私の実家にとっては2番目の孫。
とても可愛がられています。
弟が生まれて以降より弟妹が増えていくにつれ、少しづつ愛情が分散され、寂しい気持ちになったと思います。
最初の弟が生まれた時、長男当時まだ2歳。
お母さんを独り占めしたい年頃です。
新しい弟妹ができたことを嬉しく思ってほしいと、長男のことを優先にし、それができない時は訳を話すようにしていました。
新しい弟妹の誕生に対し、やきもちを焼く行動はありませんでした。
それぞれの立場で「一長一短」があると子どもたちには言っています。
分かりやすく言うと・・・私(母親)と過ごす時間の差を言います。
さくらママ
長男⇒2番目が生まれるまでは両親を独り占めできてた。早く生まれた分、母親と長く過ごすことができる。
末っ子⇒遅く生まれて母親と過ごす時間は他の子と比べて少ないけれど、最後の子どもだから思いっきり甘えられる。
ちょっと大雑把な言い訳に聞こえるかもしれませんが、これを言うと子どもたちは一応納得した様子です。
中間子は1人だけ注目されることはなく、ちょっと寂しい立場だと思いますが、私自身も中間子(長女で2番目)。
母に対する執着は強く、注目されたい一心です。
私の妹(3番目)も母を助けたい思いが強く、お手伝いを常にしていました。
我が家の2・3番目もお手伝いをとてもしてくれます。
私は2番目に生まれ、中間子のさみしい気持ちも分かります。
しかし親の立場になってみると、中間子で母に不満に思っていたことが解消され、母の判断が理解できるようになりました。
人は生まれる順番を選べません。
自分の生まれた環境を、どう良く解釈して生きていくかしかありません。
親がそれぞれの子どもの立場になって、その良さを教えるしかないと思います。
そして、親も平等を心掛けること。
完全に平等はできません。
子どもの対応も、その子によって違いがあり、平等は難しいです。
ただ心掛けだけしておくと、子どもにも伝わり不満は生まれにくい。
そして、子どもに話す。
親の接し方で子どもたちの関係も変わってきます。
仲の良い兄妹関係になるよう、親としてできることはしたいです❀
私の兄・2人の妹。
私の兄妹関係は・・・というと、みんな家庭を持ち、地元にはいません。
それでも連絡は取り合っています。
誕生日には必ずメッセージがくる安心感。
いつもは皆忙しく、それぞれの生活に追われているけど、いつもお互いに思っています。
兄は単身赴任。
私が仕事で兄の勤務先近くに行った時に、一緒に夕食を食べるのが恒例です。
幼い頃の話をすると、兄が子どもの頃に見えていた世界が分かり、とても嬉しくなります。
妹たちとは、お下がりや食品のやり取り・美容・お買い得情報等、女子同士で盛り上がっています。
何より、どんな時も気遣いを忘れません。
子育てする中、兄妹にはいろいろと助けられていましたが、兄妹の有難さを痛感することがありました。
遠方に住んでいて,夫が大病を患った時のことです。
夫は仕事もできず、子どもも幼く、どうしようもない不安な気持ちでいっぱいでした。
看病をするために病院に通う毎日。
両親・兄妹は深く心を砕き、妹たちは食品を送ってくれたり、両親や兄は入院費まで心配してくれました。
夫の親族は・・・というと、当然寄り添ってくれると思っていたのに、不安な気持ちの私に追い打ちをかけるようなあっさりした態度でした。
だから、私の両親・兄妹の気遣いが有難かった。
ピンチの時に人の姿は現れます。
私の両親・兄妹に何か起こった時は、この恩を返せればと思っています。
ただただ思いやる、損得勘定が全くない精神。
これが普通だと思っていたら、結婚後はそれが普通ではないことを知りました。
いろんな家族・兄妹がいて、その関係も様々です。
思いやり・助け合っていける兄妹がいて本当に良かった。
両親にも本当に感謝しています❀