クイック目次
【しつけ】は押しつけても、身につかない。
私は、子どもの【しつけ】はとても重要だと考えています。
だから、1人目を出産してから、子どもの教育に関しては熱心に取り組みました。
その結果、自分の思うように【しつけ】ができたような・・・、できていないような・・・。
私も厳しく【しつけ】されて育ち、私も子どもを【しつけ】しました。
でも、よく考えると、自分が【しつけ】をするようなできた人間ではありません。
私も、伸びしろいっぱいです。
しかし、これから子どもたちが生きていく上で、最低限必要な【しつけ】はしないといけないと思います。
4人育てて【しつけ】で言えることは、力を入れ過ぎない・押しつけないです。
身につけてほしいことを、一緒にやるのです。
皆さんも分かっているけど、子育て中は毎日の生活で精一杯ですよね・・・(˘・_・˘)
最低限の【しつけ】4選!!
私は、子どもがどんな大人になるか楽しみですが、自分の期待通りにはならないと、覚悟はしています。
でも、これだけは身につけさせたいことは、次の4つです。
- 挨拶・返事をする
- 食事のマナー
- 字を丁寧に書く
- 集団生活のマナー
①挨拶・返事をする
・相手に聞こえるように、声を大きく出すこと。
挨拶や返事をしても、相手に聞こえていなければ、やっていないことと同じです。
せっかく挨拶や返事をするなら、笑顔の方が、相手も自分も気持ちが良くなります。
②食事のマナー

・「いただきます」「ごちそうさま」を言う
・箸の持ち方
・口は閉じて食べる
・きれいに食べる
・大皿料理は、食べる人数で割った量を食べる
箸の持ち方について、上から2人の子どもは、今は重要視しているようです。
箸の持ち方・使い方を、私は幼い子どもたちに教えましたが、子どもたちそれぞれに持ち方の癖があり、正しい持ち方が身についていませんでした。
上2人の小さい頃は、私の実家に行ける環境だったので、週末は実家で過ごすこと大半でした。
父の箸の持ち方・使い方(箸を持っている手の動き)が、とても美しいのです。
子どもでも気づき、印象に残るほどの美しさです。
いつからか、子どもたちは意識するようになり、今では父に負けず劣らず、美しい箸の持ち方・使い方になりました。

夫の食事のマナーは、あまり良くありません。
箸の持ち方は独特で、以前は食べる時に「くちゃくちゃ」音が立っていることも多かったです。
魚の食べ方も荒く、大皿料理も自分が好きなだけ食べるなど、食事のマナーが全般的にできていませんでした。
最近は少し改善された様子(?)ですが、これまでに体に染みついた習慣を変えることは、本人が本気で意識しない限り無理です。
皮肉ですが、子どもたちは夫という「反面教師」を見て育ち、食事マナーは身についた感じです。
子どもたちは素直に私の【しつけ】を受け入れ、身につけて、私の元から巣立っていきます。
子どもたちの自立のために【しつけ】をし、自立できそうな感じですが、ずーーーっと一緒にいる夫は??
私と結婚して、多少は改善されている(?)ことに期待したいと思います。
子どもたちと過ごすより、夫との生活の方が遥かに長い。
夫が習慣を改善しない限り、私の日々の小さなストレスはずーーーっと続きます。
でも、最近は考え方が変わりつつあります。
子どもたちがみんな巣立った後は、スゴク淋しくなるのは確実です。
それなら、夫が少し手を焼く方が、その後の生活も淋しくならないかも・・・!!
こういう考えもアリだと思い始めました(*^-^*)
③字は丁寧に書く
・字は、心を伝える手段だから「丁寧」に書く。

習字を始めたきっかけは、可愛く、みんなに好かれていた幼馴染が習字を習っていて、私もその友達に少しでも近づきたかったからです。
また、私は自分に自信を持つまで、表現すること(特に喜ぶこと)が上手くできませんでした。
少しでも気持ちが伝わればと思い、手紙などの字は特に丁寧に心を込めて書くことを心掛けました。
すると、私に対して良い印象を持ってくれる人も少なくなく、嬉しかったです。
子どもたちにも、字をきれいに書いてほしいと思い、私が習字を教えました。
私は上達させることに必死で、厳しく教えてしまい、子どもたちは嫌々していました。
私も家事・育児の合間に時間を作って習字を教え、時間に余裕がない上に、子どものやる気のない態度に怒っていました。
これではいけないと気づき、わずか1年程で教えることを止めました。
子どもたちの字は、整った美しい字でははいものの、味のあるいい字を書いていました。
きれいなだけの同じような字より、個性のある字もいいと思えました。
その後も「字がきれいなことはいいこと」と時々言っていますが、あとは本人に任せています。
上から2人目の次男は、字がきれいになりたいと意識し、今では人から褒められるほど上達しています。
④集団生活のマナー
・汚れに気が付いたら、掃除する。
キレイということは、掃除をしているということ。
自分が掃除をしていない時は、誰かがやってくれたこと。
キレイを提供してくれた誰かに、感謝する。
これを、家族の中での心構えにします。
家族みんなで過ごす家は、気持ちよく過ごせるように、お互い助け合っていい環境を保つことは大事です。
この気遣いは、どんな場所に行っても同じだと思います。
一緒にいて過ごしやすい人・気持ちのいい環境を作ってくれる人って、好意が持てると思いませんか。
子どもは、今の現状が当たり前だと思っています。
親として、今の環境の良さに気づかせ、感謝できる心を育みたい。
それにより、小さな幸せを感じられる心になると思うからです。
小さないいことに気づくたびに、幸せな気持ちになることは素敵だし、楽しく過ごせそうな気がします。

【しつけ】の基本は、親が姿を見せるのが1番。
私は、上の子ども2人をきちんと育てないとと思うあまりに、【しつけ】を押し付け、命令的になっていました。
そうすると、子どもは委縮してしまい、ただ怒られないように従うということになってしまいます。
今思い返すと、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
3人目からの【しつけ】は、いよいよ自分の余裕が無くなり、【しつけ】が行き届かなくなりました。
すると、1人目の長男が、私の目が行き届かないところは【しつけ】をしてくれていました。
私の目が行き届いている時は、子どもたちは息苦しかったと思います。
そんな時も、したい放題するのではなく、一緒に【しつけ】をしてくれた長男には感謝しています。

私は一方的な命令口調から、「~だから~したほうがいいと思わない?」と子どもの反応を見ながら、寄り添った口調に変わりました。
この【しつけ】が、これからどういう場面で必要となるのか、それによっていい結果が得られることを伝えるようになりました。
子どもは、やっぱり「楽しい」に結びつけた方がいいみたいです。
また、子どもは、好きな人や、良いと感じたことを真似しだします。(モデリング)
簡単に言えば、親が【しつけ】たいことを、親自身がすればいいのです。
私が「勉強」を始めて一番良かったことは、子どもにだけ勉強させるのではなく、「一緒に頑張ろう」と励まし合ってこれたことです。
やはり一人だけ頑張るのは、モチベーションが保てず嫌なものです。
子どもなら尚更です。
「勉強」も【しつけ】も同じ、親が寄り添ってあげると、心強いと思います。
子どものためを思っての【しつけ】は、その子のこれからの人生を豊かにする一つの訓練です。
家族みんな同じ方向を向いていることは、とても素敵なことだと思いませんか( •̀ ω •́ )✧
