クイック目次
今まで我慢していた旅行を解禁!!でも、実現するには、また一苦労。
母は今年77歳。喜寿です。
私は4人の子どもたちがいますが、私も4人兄妹。
兄1人、3姉妹。
私たち兄妹も、それぞれ家族を持ち、子育てに忙しい日々を送っています。
子どもたちがだいぶ大きくなってきたのもあり、喜寿の記念とかこつけて4姉妹女子旅(母+3姉妹)を計画しました。
母も年老いてきたので、動けるうちに、いろんな所に連れて行って、思い出をつくりたかったのです。

でも、なぜ女子だけなのか、疑問ですよね。
それは、父がちょっと気難しい人なのです。( ̄m ̄)
- 母に頼った生活(だいたいの家のことを母にしてもらっている)
- 老化と共に乗り物酔いがひどくなり、遠出が難しい
- 節約家(年金生活のため)で、旅行などの大きな出費を控えている
完全に2人だけの年金生活で、それに合わせて生活している母は、すごいといつも思っています。
父が言っていることが「正しい」ということではなく、父のいうことが我が家の「絶対」なのです。
真面目で、私にとってはとても頼れる父ですが、母には厳しすぎることに不満はあります。
旅行に母を連れて行くとなると、父にとって心地よい日常のペースが乱れ、大問題でしょう。
しかし、私たち娘は、母が今まで頑張ってきたことも知っているし、そんな日常からたまには解放してあげたかった。
父に気兼ねなく、時間を気にしないでお喋りしたいと思っていました。
それを私の夫に伝えると、父の説得に快く協力してくれました。
- 帰省でみんなが集まったときに、みんなの前で旅行の許可をもらう。
- 旅行の数日前にも、旅行に行かせてもらえる感謝の電話をかける。
- 旅行当日、父も楽しめるように「ほんの気持ち」を渡しておく。
- 旅行途中も、気遣いの電話を入れる。
母を連れ出すのは並大抵ではありません。
でも、このくらいまでしないと、今度は母が心から楽しめません。
夫の協力もあって、旅行は予定通りに行くことができました。
あっという間の1泊2日。結局、ずっとお喋りしていました(;^_^A

初めての女子旅。
喜寿の記念ということもあり、妹たちと私は気合が入り、舞台・コンサート・映画など、いろいろリサーチしました。
でも、なかなか女子旅の日程に合い、母が喜ぶものがありません。
母に聞くと、「旅行できるだけで十分」という返事。
誕生日プレゼントに洋服を買うということで、ショッピングの計画を立てました。
しかし、今までゆっくりと4人で話す機会が少なかったので、積もる話で持ちきりでした。

全員集合するまでスタバでお喋り(母スタバデビュー☆) ⇒ ショッピングしながらお喋り
⇒ 和食料理のコース食べながらお喋り ⇒ ホテルで代わる代わるお風呂に入りながら、深夜0時までお喋り ⇒ 就寝
8時起床 ⇒ 身支度や朝食をとりながらお喋り ⇒ お喋りしながらドライブ ⇒ 中華料理のランチしながらお喋り ⇒ お土産を買いながらお喋り ⇒ 母を見送った後、3姉妹でお茶しながらお喋り ⇒ 解散
ホント、ずーーーっと、お喋りしていました( ̄▽ ̄;)
母と、母に育てられた同じ価値観の妹たちとは話が弾みます。
まだまだ話は尽きない感じです。

何処へ行けばよかったと思うこともなく、すごく楽しい時間を過ごせました。
帰宅後も「また行きたいね!」と、みんなから連絡。
【第1回女子旅】は、無事終わりました❀❀❀
女子旅で再確認。私も自立して、両親に笑顔でいてほしい。
女子旅前に母に会ったのは2か月前。
その前は新型コロナウイルスが流行り、5年間は会えずにいました。
2か月前に母には会っていたものの、イメージは5年前のまま。
今回の女子旅で、歩くのが随分遅くなってること・立ったり座ったりは関節が痛くて、ゆっくりでしか動けないこと・白髪が増えたこと・背が縮んでいることなど、母の老化を目の当たりにしました。
私も40歳後半。だんだん自分の老化を自覚し始めています。
みんな年をとりました。。。
今回の旅行代は3姉妹で出し合ったものの、今の私は、両親に仕送りをしてあげられる余裕はありません。
両親は家を購入し、私たち4人兄妹を育て上げたため、年金生活はぎりぎりだと思います。
年金という限られた収入の中でやりくりして、孫には誕生日の贈り物やお年玉・お祝い等をきちんと送ってくれます。
私は、両親の今後のことを、よく考えるようになりました。

両親と離れていると、両親の体の不調にも気づいてあげられず、不安ばかりが募ります。
一緒に過ごせる時間は、あとどのくらいか・・・。
一緒に過ごして、笑っている時間を増やしたい!と思い、お金が必要なので、かなり遅めの就職活動を始めていました。
今からのスタートとなると、自立するまで何年かかるか分かりませんが、とにかく始めないと「自立」は見えてきません。
偶然にも、頑張って取得した二級建築士を活かせる仕事で、契約社員の話が舞い込んできました。
専業主婦で子育てを経験して、「人を育てる」という責任や、その難しさは充分感じていますが、今が私にとって就職できる最後のチャンス。
ずっと憧れていた「住宅設計」という夢のために、ずっと努力してきました。
自分の人生は子育てだけではなく、いろんな経験をしたいし、いろんな人に出会いたい。
そして、人として成長したい!!という気持ちが湧いてきます。
いろんなことを考えすぎると不安になるので、両親を思う気持ちを支えに、目の前にあることを一生懸命頑張ります。
ゆくゆくは、一緒に過ごせたらいいな~(≧▽≦)
ちょっと思ったこと。
最近、両親に会うたびに老いを感じ、いろんな気持ちがこみ上げてきます。
父の体型はやせ型で、ご飯の量が以前より減っています。
「もっと食べてほしい。」と私は思いますが、もうそんなに食べれません。
ふと思い返すと、この前私の長男が、引っ越しや夫の実家とのやり取りで少し痩せた私を見て「お母さん見てると可哀そうになる」と言われました。
私が父を見ているように、長男も私を見ていました。
私が父に思う気持ちと、同じ気持ちを息子が抱いていると思うと、切なく申し訳ない気持ちなりました。
息子も私に似ている。
両親が老後の時期にいることを悲観するのではなく、それを受け入れ、見方を変えて楽しむのが1番だと気づきました。
そういう私の姿を、子どもたちは見ているんだと思います。
