クイック目次
違いすぎる実家。私の苦悩の始まり。
私たち夫婦は、お互い家族に祝福され、結婚しました。
結婚当時は、それぞれの実家の良いところを見習って、楽しい家庭を築こうと話したものです。
私は嫁として、夫の実家に馴染もうと頑張りました。
しかし、一緒に過ごすうちに、習慣や考え方など、あまりにも違いすぎていることに気づいたのです。
そして、その習慣や考えを押しつけてくる夫の実家を不快に感じるようになったのです。
また、優しくて穏やかな夫と違って、夫の兄弟は目立つのが大好きな私の苦手なタイプでした。

結婚した当時は転勤族だったため、夫の実家近くには住んでおらず、お盆・お正月・他年2回程度、実家に行った時にだけ取りつくろえばいいと思っていました。
しかし、理屈で分かっていながらも、心がついていきません。
他の兄弟の奥さんは上手に溶け込んでいて、私だけが浮いた非常識な人だと錯覚させられ、自己肯定感が低くなっていきました。
きつい・・・。
行くたびに、そういう気持ちになってしまう夫の実家。
違和感から苦痛へと変わり、次第に夫の実家のアラだけが目につくようになっていきました。
義母は共働きで、当時としては珍しいキャリアウーマンでした。
かっこいいと思いつつも、夫の子どもの頃の話を聞くと、いつも義母の帰りをひとりで待ってる様子の話です。
習い事はさせてもらえず、夜ご飯が遅くお腹がすいていたと聞いています。
夫の実家 | 違い | 私の実家 |
共働き | 働き方 | 専業主婦・パート、子どもがある程度大きくなってからフルタイムで働く |
? |
子育て しつけ |
基本は挨拶。言葉づかい、食事・他人の家に行った時のマナーなど。 兄妹でなるべく公平を心がける。 |
無し | 習い事 | 習字(心を伝える)・水泳(水難事故で命を守る)は必須。他、エレクトーンや塾などやりたいことをさせてくれた。 |
見よう見まねなため、やり残しが多い | お手伝い | 最初、母がきちんと伝授 |
自分たちが応援している党・人をすごく進める | 選挙 | 自分で考えて投票 |
掃除をしない | 家事 | 掃除は日課。空き箱・包装紙を再利用して、整理整頓。きちんとラベリング有り。 |
共働きだった義母は、専業主婦の気持ちに寄り添おうとはしません。
今の子育てのやり方が、過保護のように言います。
何においても、違いすぎる・・・。
夫の習慣が育った環境で身についたものと理解し、大人の振る舞いに改めるよう注意しました。
他にも、義母は嫁同士を比べる発言をしたり、何においても分かり合えないと感じました。
夫を育ててくれた両親。
食事にも連れて行ってくれ、食料品を送ってくれるなど、感謝することはたくさんありました。
しかし、自分の気持ちを押し殺して一緒に過ごした時間は、その感謝の気持ちをかき消すほどに大きくなってしまいました。
結婚。家族同士のつながり。
私にも子どもが4人います。
いつか、子どもたちにも結婚相手ができたら嬉しいな~と楽しみにしています。
しかし、子どもたちの結婚相手に、自分が夫の実家で経験した気持ちに、絶対させないという自信はありません。
なぜなら、家族の数だけ、家族のルールや形があると気づいたからです。
夫の実家もその一つ。家族で歩んできた歴史があります。(私の入れない大きな壁はあります。)

私は夫婦と子ども4人の6人家族。
そのうち子どもたちが結婚し、また新しい家族ができる。
そして、お互いの家族を尊重し、歩み寄り、受け入れる。
そんな家族同士のつながりになればいいなと思っています。
とはいえ、これからも夫の実家との距離が縮まることはないでしょう(︶^︶)
