クイック目次
待ってました大学無償化!!でも我が家は・・・対象外でした。
子ども4人を産んで、教育費がかかることは覚悟していましたが、こんなにお金がかかるとは・・・。
今、児童手当を受け取っていますが、他の子育て支援制度の恩恵は、私の子育ての後を追ってくる感じです。
新しい政策がでるたびに、ちょっと期待するけど、ぬか喜びになることも多かった・・・。
結局産んだ自分が、責任もってしっかり育てないといけないという現実を、政策が出るたびに突きつけられる気分です。
国に頼れない。誰にも頼れない。
多子世帯にとって、上の子が高校を卒業すると第一子とみなされず、児童手当は減り、ホントがっかり。
子育ては4人いると教育費も4倍。
子どもの人数が、みなしによって変わる子ども支援制度。この波って何でしょう??
子どもの人数や所得まで考慮してほしい。
その時々で支援が変わり、安定した支援でないと安心して子供は産めません。
所得も「住民税非課税世帯のみ対象」という、枠が狭すぎるものが多かったです。
また、引っ越しを重ねて気づきましたが、自治体によって差があるので、統一した平等な支援を望みます。
小さな支援の差でも、多子世帯には大きな影響を与えます。
児童手当や子ども医療費助成の支援制度を受けつつ、夫だけの収入だった我が家は、発想を転換するしかありませんでした。
その発想の転換によって、今のところ、子どもたちはたくましく育っています。
しかし、もっと子ども支援制度が整っていれば、もっと多くの経験ができたのではないかと思ったりします。
あと、子育てで家で過ごす期間でも、在宅で仕事ができる体制にしていなかった自分・どこでも働き出せるスキルを持っていなかった自分の無力さも痛感しています。
子どもたちの成長と教育費。
幼児⇒児童手当。幼稚園無償化になる前に4人とも卒園。子ども医療費も一部助成の地域だったので、子どもが多いと医療費もかかりました。
- 通常の保育料
- 通園バス
- 延長保育料
- 給食費・教材費他
- 医療費
公立の幼稚園は近くにないし、保育時間が短すぎる。
妊娠していたり、下の子が小さかったり、誰かが病気したりすると、幼稚園への送り迎えもままならない。
送迎バスが必要となってきます。
末っ子の幼稚園入園時は、幼稚園の目の前のマンションに住みました。
それに、途中で働きだすことも想定して、延長保育もできる幼稚園を選び、私一人で生活を回せる体制にしておかなければなりません。
転勤族で、知り合いのいない私には、頼る所がなかったのです。
ご近所付き合いはしていましたが、甘えすぎるのもよくないことも分かっていました。
一度はパートを試みたんですが、私のお給料は全額幼稚園代。
働く時間によっては、延長保育にもなります。
子どもたちとずーっと一緒にいて煮詰まり、優しくなれない時期だったので、働くことも考えたのです。
現実は、【不可能】でした。
保育料はかかるし、家にいないので、安く手のかかる料理はできません。
食費は増え、帰宅後は目まぐるしい忙しさ。
精神的にも肉体的にも持たず、働く意味がありませんでした。
働かないとなると、収入は夫の給料のみ。
出費を抑えて、我慢するしかありませんでした。
子どもたちの小さい頃は、子育てを楽しんだり、可愛がる余裕もなく、八方塞がり状態を思い出します。
全てにおいて、余裕のない時期でした。。。
小学生・中学生⇒児童手当+引っ越す場所によっては子ども医療費がゼロの地域も有り+収入によっては就学援助の助成
- スイミング
- 給食費・教材費他
- 医療費
- 部活費用・道具代
子ども医療費が負担ゼロだった地域の時は、随分助かりました。
小学生は病気・けが、大人になるにつれ治るであろう持病など、想像以上に病院にお世話になりました。
その後の引っ越しで、また一部自己負担がある地域になり、再度医療費がかかるようになりました。
子どものみなし人数や、住む地域によって、子ども支援の違う波が我が家には訪れます。
夫の会社の経営も厳しくなると、いよいよ給料が減っていきます。
その時は、就学援助制度を活用しました。
世帯収入や扶養人数により、援助を受けられる世帯収入の目安はありますが、多子世帯で夫のみの収入の家庭は申請してみる甲斐はあります。
藁にもすがる思いで申請して、ダメだった時はツラかったですが。。。
家計は苦しくても、子どもにさせる習い事がひとつありました。
「スイミング」です。
私も小さい頃6年間しましたが、これは私の実家の方針です。
水難事故にあっても、自分の「命」は守るようにとのことでした。
「命」あってこそです!!
選んだスイミング教室は、定額月謝を支払えば、何回もレッスンを受けられるスクールで助かりました。
時間があると、スイミングに連れて行きました。
週3~4日は行っていたような気がします。
スイミングはだいたい小学1~6年生までの期間で通い、上達しました。
子どもたちが、自分たちから望んでした習い事ではありませんでしたが、1人目の長男は高校の部活で水泳部に入って活躍でき、2人目の次男はアルバイトでスイミングインストラクターをしました。
「命」を守る目的で始めたスイミングでしたが、長く続けた結果、後にいろんな場面で役に立ちました。
他に、長男は部活を週1日、野球をしていました。
「本気でしたい習い事は応援するから言ってね。」と子どもたちには伝えていましたが、習い事より友達と遊ぶ方が良かったようです。
- 部活費用・道具代
- 給食費・教材費他
- 塾(1か月1~2万円、中学3年夏期講習代10万円くらい、冬期講習もありましたがいくらだったかな??)
中学生になると、部活が本格的になり、部活の道具代が高かったこと。
子どもたちは、それぞれ野球・バドミントン・バスケットボールをしました。
特に、野球の道具代は凄かった∑( 口 ||
スパイクや練習着はスライディングするので、頻繁に補強したり、買い替えたり。
バドミントンはラケットも高いですが、ガット(ラケットの網の部分)の張替にもお金がかかりました。
道具を買う時は周りの友達が使っている物を聞いていましたが、子どもの教育に熱心な地区に住んでいたため、皆さんお高めの道具を使っていて、「家は家」と言って、子どもの要求を跳ね除けていました。
また、小学生から塾へ通わせる家庭も多く、カードやゲームのソフトは最新をもっていたりと充実している家庭が多いかったです。
最初はこの環境の中で、肩身の狭い思いをしていたようです。
しかし、住みだして2年くらい過ぎると、子ども自身が受け入れてもらうことができ、所持品や外見に捕らわれない良い友達ができていました。
高校受験のための塾代も高かったです。3年の夏期講習は10万円くらいかかりました。
塾については、贅沢と思われる方もいると思いますが、成績が良い子はもっと伸ばしてあげたいし、成績の悪い子は勉強の仕方を理解させるためでした。
子どもの可能性を伸ばしてあげるのが、親としての務めだと思っているので、塾通いは我が家では必要な教育費になっています。
高校生⇒奨学給付金(公立高校は授業料全額給付)
- 部活費用・道具代
- 教材費他
- 大学受験のための塾代
奨学給付金制度で授業料は、公立は全額・私立は半額給付される制度がスタートしました。
私立は授業料が安くなったものの、施設代・追加の補修授業代もかかってくることも想定して、我が家の志望校は公立のみでした。
今後も変える予定はないです。
通学するのも交通費がかかってきますが、我が家は基本自転車通学。
公立の志望校を決める際には、自転車で通える学校という条件があります。
次男は高校3年間、片道11㎞の道のりを自転車で通学しました。
これはスゴイ!!と思っています。
雨の日も雪の日もです。それも想定内で選んだ高校でした。
だんだんとたくましさが見えだし、嬉しいものです。
また、大学へ行きたいなら国立しか通わせられないと、子どもたちに伝えていました。
そのための塾代はかかりました。
長男は、自分の勉強したい学部があり、寮も1人部屋がある国立大を調べ、奨学金などの申請をしたりと、自分で進路を決めていました。
このくらいの意気込みがあると、高い大学費用も払い甲斐があります。
大学生⇒奨学金
- 生活費
- 大学費用
1人目は勉強を頑張り国立大に入学できましたが、予想以上にお金がかかっています。
寮に入りましたが、ひとり暮らしと変わらない自炊生活。
電化製品・必要最低限の家具・日用品を揃えたり、Wi-Fi契約・パソコン購入と出費が凄かった。。。
奨学金も受給できることになりましたが、所詮借金です。
返済しないといけないので、なるべく切り詰めた生活を子どもは強いられます。
もっと大学生活を楽しんでほしいと思っていますが、勉強・アルバイトで忙しいのが現状です。
子ども支援制度をフルに活用しながら、頑張るのみです!!
少子高齢化の時代、出生率が上がらないと、日本の将来に希望は持てません。
子どもを育てるのは大変なことです。
時間・お金・教育など子どもを育てるのに、親がどれだけの労力を要するか、計り知れません。
そんな大変な思いをしても、子を愛おしいと思い育てています。
それを、国が後押しして、子育てしやすい環境に整えていかなければならないと思います。
今、私は子育て中ですが、子育て支援は一時的なものも多く、安心して出産はできないし、核家族が多い昨今、親の負担が多すぎます。
私が母親だからでしょうか、特に母親の負担は大きすぎると感じています。
今、現在、私はきついです。
子どもの育児・しつけ、社会の一員としての労働力という一般的な責任もある上に、親の介護・地域活動などいろんな役割が多すぎて、子育てしながらしないといけない負担が、母親を追い込んでいることもあると思います。
私の周りのお母さんたちは、凄く頑張っています。
体調を崩さないか心配になるほど、仕事・子育て・家事・介護・地域活動で忙しく、一日のスケジュールを聞くと、自分の時間はほとんどありません。
それでも、やるしかないのです。
私は、国の支援を利用しながら、子どもには自分で将来は切り開いてほしいと思っています。
すべてが環境のせいではなく、自分がやりたいこと・なりたい将来に向かって進むためにはどうしたらいいかを、自分で考えていける人になってほしいからです。
我が家は国立しか学費が出せないと言っていますが、私立でも行きたい大学があるのなら、勉強を頑張って特待生になることもできうるのです。
人間の本質として楽な方に流れてしまいがちですが、長男は、国立でしか大学に通えないと思い、必死で勉強しました。
可能性がお金によって広がることもいいし、羨ましいところではありますが、我が家の可能性の広げ方は、本人の努力次第です。
いま置かれた環境で、どうすればなりたい自分になれるか、たくましく生きていく術を身につけるには、いい環境なのかもしれません。
子どもではなくとも、自分にも当てはめて考えています。
子育て支援が充実していったら有難いのですが、もっと支援を必要としている家庭に手厚く支援が行き届き、子どもの可能性を奪うことのなく、全ての子どもに平等な機会がもらえる世の中になってほしいと願うばかりです。